フランシス・フォード・コッポラ


Year: 2007

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FFC フランシス・フォード・コッポラ

パイオニア。予言者。アメリカ映画界のゴッドファーザー。作家。天才。1963年の監督デビュー以来、フランシス・フォード・コッポラはその才能で、最大級の賛辞と敬意を集め続けてきた。30年以上に及び、名人芸ともいえる独自のタッチを発揮して、ディテールまでが緻密な映画制作と、個性豊かなワインの生産を行ってきた。そして、現在ではフランシス・フォード・コッポラ プレゼンツ(FFCプレゼンツ)法人の名のもとで、映画とワインの双方がプロデュースされている。特別なワイナリーの立ち上げにこだわったコッポラは、カリフォルニアを拠点とするワイナリーを買い取り、新たなブランドへと生まれ変わらせた。自身が経験してきた喜びや冒険、獲得した知識などが、このブランディングに反映されたのだ。

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何世代にもわたってコッポラ家に受け継がれてきた自家製ワインの伝統を発展させるべく、フランシスと妻のエレノアは、ナパ・ヴァレーでも名高いイングルヌック・エステートにワイナリーを創設した。友人や家族との集まりを楽しむあらゆる人々を満足させる場として、このワイナリーは入念に整備されている。圧巻の演出と豊富なメニューを誰もが堪能でき、イースターのゆで卵探しや母の日の祝祭など、あらゆる世代の来場者を楽しませるさまざまなイベントも用意されている。

コッポラはワイン作りと映画制作の両方をアート表現ととらえており、FFCプレゼンツのロゴには、その交差点が描かれている。神話、歴史、地理、愛、といった要素のどれかひとつをとらえるだけでは素晴らしい映画を完成させることができないように、これらの要素の交錯こそが、たぐいまれなワインの数々を生み出すうえで重要な役割を果たす。そして、FCリザーブ・コレクションは、多様なワインを生み出すソノマ地方の恵みそのものを体現している。映画監督の妥協しない基準と、独自の視野に裏付けられた『ディレクターズ・カット』レーベル。いつでもテーブルに自家製ワインを欠かすことがなかったコッポラの父や叔父たちの、敬愛すべき習慣を想起させる『ロッソ&ビアンコ』のワイン。娘のソフィアにインスパイアされ、女性が思い描くロマンスをワインに閉じ込めた『ソフィア』のライン。

ふたつのアート形式が文字通り交わるのが、ワインに関する最優秀ショートフィルムを選出すべく毎年開催される『Theater Movie Contest』だ。美を愛するもの、食にこだわるものの別なくコミュニケーションを推し進めるブランドにとって、理想的なイベントだといえる。知的活動にこだわりを見せるFFCプレゼンツは、そのほかにもインタラクティブな展開を生み出している。『フランシス・フォード・コッポラ百科事典(knoWine.com)』は、好奇心旺盛な愛飲家に向けた、洗練されたガイドの決定版だ。「ワインは単なる酒の一種ではない」という意識のもと、このガイドは世界71のワイン生産地方への大胆で驚きに満ちた旅へと誘う。FFCプレゼンツは、生産地を紹介するオリジナルのチケットを作り、『百科事典』ノートブックにランダムに挿し込んだ。このチケットには、エンボス加工された文字で各ワイナリーの真の価値が記されている。FFCプレゼンツのアイデンティティを伝えるこのストレートな表現方法が、『百科事典』を手にとるものに旅人の心を抱かせ、個性あるワイナリーとそのワインの価値を探求する視野を広げてくれる。