3カ国のコンテンポラリーなクリエーターが、それぞれの国の伝統を独自のアートフォームで表現したコレクションをご覧ください。日本の漫画家さくらももこと共に桜の季節を祝い、中国のアーティストZeng Fanzhiと韓国のタイポグラフィデザイナーAhn Sang Sooと共に辰年を祝う。
北京を拠点に活動するZeng Fanzhiは、1991年に湖北美術学院を卒業。現在最も著名なアーティストの一人であるZengは、その卓越した技術と、被写体から感情を呼び起こす能力で世界中から賞賛されている。彼の作品は世界中の展覧会で紹介されている。
辰年のノートブックには、彼のオリジナル作品がクローズアップされている:
「今年は辰年であり、私の生まれ年でもあります。今年は辰年であり、私の生まれ年でもあります。辰は中国文化の十二支の中で特別な存在です。現実には存在しないが、自然の美しさを体現している。私にとっては、感受性、勇気、活力を象徴している。2月2日、龍は頭をもたげる」は、私の自然に対する観察と感情を反映したものであり、人間の無限の可能性に対する私の信念を象徴するものでもある。皆さんにとって良い辰年でありますように。」Zeng Fanzhi
2007年にドイツ・ライプツィヒのグーテンベルク賞を受賞。各国の展覧会に参加し、2022年の東京ビエンナーレにも招待された。独立系デザインスクールPaTI(Paju Typography Institute)を設立し、現在は校長を務める。
モレスキンの限定版では、伝統的な韓国語の文字を革新的に解釈し、辰年を祝っている。
文字は言葉の影、
私の延長であり、私の拡大である。
だから
私は文字で想像する。
私は文字と共鳴する。
私は文字で思考の化石を残す。
私は文字と会話を試みる。
私は文字を見る。
文字が私を見る。
文字は裸足で立ち、決して近づかない。
文字に閉じ込められた思考、
もう一度
文字に逃げ込む。
Ahn Sang Soo
漫画家さくらももこは、愛され続ける漫画キャラクター「ちびまる子ちゃん」の作者である。小学3年生のまる子とその家族、友達との生活を、ももこ自身の幼少期をベースに、ほのぼのと、時に切なく描いている。
漫画はデジタル版を含めて3,250万部以上発行され、アニメは世界中で放送されている。この35年間、日本人とアジア人の3世代が『ちびまる子ちゃん』を見て、読んで、共に育ってきた。