The Book Yet to be Written

The Book Yet to be Written

モレスキンの信じる手書きが持つパワーは多くのアーティスト、作家、冒険家に体現されてきました。世界中で愛されるアートも、本も、詩も、すべては1つのスケッチ、1行の走り書きから始まったのです。
現代のアーティスト、クリエイターたちもまた、モレスキンのノートブックにアイデアの種を書き留め、数々の作品やビジネスを生み出しています。

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新生活のはじまりに向け、モレスキンのノートブックを愛用する3名のインタビューを敢行。それぞれのスタイルで完成させる1冊の「本」に何を書き込むのか、何からインスピレーションを受けているのか。様々な業界で活躍される3名の、ユニークなクリエイティブプロセスをぜひご覧ください。
インスピレーションを受けたら、新生活を、新たな気持ちと、まっさらなノートブックで始めましょう。

フィロソフィーを思いつくままに

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篠崎恵美さん(フラワークリエイター/edenworks主宰) 百貨店やブランドの店内装飾から広告、CMなどのセットデザインまで花にまつわる様々なプロジェクトを展開。代々木上原のフラワーショップ「edenworks bedroom」も人気。

「モレスキンのノートとの出会いは、服飾の専門学生時代にデザイン性がすごく気に入って文房具屋さんで手に取ったのが最初。洋服のデッサンをラフ描きするため、また日々気になったことをさっと書きとめておくために使い始め、色彩をチェックしたりもしていましたので当時から罫線のない無地のタイプが好きでした。それからずっと使い続けていますので、もう30冊くらいになるのではないでしょうか。

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edenworksを立ち上げてからは、その時々に感じていることや、フィロソフィーの下書きなどをしながら、店作りに向けてのアイデアなども書き込んでいます。そして思いつくまま絵を描いたり、折れてしまった花を挟んで押し花にしたり。元々はソフトカバーの手触りがとても好きでしたが、フローリストとして仕事をするようになって以降は挟んだ押し花が潰れないようにという目的でハードカバーを愛用しています。
手書きのノートの良さは、デジタルと違って、例えば「あのときの私はこういうふうに考えていたんだな」といったように書いたときの温度感を後から見返したときにも感じられるところ。そして私にとってはノートそのものが押し花を作る台紙にもなっています。いろいろな面で、私自身が花と向き合う上でなくてはならない道具と言えますね。」
使用ノートブック:クラシックノートブック ラージサイズ ハードカバー 無地

絵を書くことは言語のひとつ

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谷尻誠さん(建築家・起業家/SUPPOSE DESIGN OFFICE代表)
広島・東京を拠点に商業空間など国内外で様々なプロジェクトを手がける。近年「絶対不動産」「tecture」「DAICHI」など他分野で開業し、事業と設計をブリッジさせて活動している。

「何十冊と持っていた妻の影響もあって7〜8年ほど前からモレスキンのノートを使うようになりました。打ち合わせの内容をメモに取ったり、ふと思いついたアイデアを書いたりもしますが、絵を描くことが最も多いですね。建築家にとって絵を描くことは言語のひとつ。だからモレスキンのノートにはそのつど思いついた建築イメージを描き込んでいますし、例えば泊まったホテルが気に入ったら部屋の間取りを描きとめておいたりもします。

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最近は自分の頭の中に留めておくだけではなくアイデアを広くシェアしなければならない仕事も増えていますのでタブレットと併用していますが、やはりデジタルより手で描くほうが味わい深く、後から見返す機会も多いですね。この一冊は、様々なクリエイターとともに展開している「社外取締役」というプロジェクトでモレスキンとコラボレーションしたノートで、ハードカバーに三角形の「社外取締役」ロゴが入っています。
モレスキンの好きなところは紙の風合い。何より次の頁に移っても前に描いたものがぼんやりと透けて見えるところが僕にはとても重要で、自分の中に確かな積み重ねが存在する、過去が現在にもしっかり息づいていることが再確認できるのです。」
使用ノートブック:クラシックノートブック ラージサイズ ハードカバー 横罫

“ものとして残る”ことへの信頼

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石川直樹さん(写真家)
辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら作品を発表し続ける。2001年と2011年、エベレストに2度登頂。開高健ノンフィクション賞受賞の『最後の冒険家』など著書も多数。

「数年前に紀行作家ブルース・チャトウィンのことを調べていたときに、彼がモレスキンの手帳を旅に持って行っていたと知り、僕も使ってみようと。以来スケジュールやメモを常にこの一冊だけで管理しているので自分にとっては無くなると困るとても大切なもの。1週間の予定に加えて、旅先で思いついたことや山の道具リストなど何でも書き連ねています。モレスキンは何よりノートの大きさや書くスペースが自分にとっていちばん使いやすいフォーマットで、手に持ったときの感触も好きですね。

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僕は写真もフイルムばかりですし、スマホやWEB上のクラウドにメモやスケジュールを残すよりもやはり手書きのほうが安心します。そもそも電気が通っていない極地に旅することも多く、そういった場所では手で書くしかないですからね。3月から5月にかけてまたヒマラヤの山に滞在しますが、現地にはこのノートも持っていく予定です。
使い切った過去のノートを見返すことはあまりないですが、それでもフイルム写真と同じように“ものとして残る”ことにも信頼を置いています。」
使用ノートブック:ウィークリーダイアリー ポケットサイズ ソフトカバー