R&Bからヒップホップ、ラップからフォークソウルまで、さまざまなジャンルを融合させたアーティスト、Merebaをご紹介しましょう。
Merebaは幼い頃から、自分の感情を表現する手段として音楽を使ってきました。彼女のパッションと多彩な音楽スキルを組み合わせ、エチオピアの出自を生かしながら、独自の音を奏でてきたのです。
自分のアイデンティティと創造性に妥協することなく、作品の中に詩とストーリーを織り込んだことで、聴く人は歌詞に自分を投影し共感でき、癒されることでしょう。
彼女の音楽と人生観に魅了されたMoleskineとInterscope Recordsは、「Moleskine Presents」シリーズを展開することを決定しました。月に一度、ミュージシャンのパーソナルなストーリーをお届けし、彼らの曲作り、個性、アイデアのプロセスを詳しく見ていきます。
Merebaは、このシリーズの最初のミュージシャンです。
彼女の音楽に対する考え方や、手書きを通して想いをどのように表現しているのかをビデオでご紹介します。
私の音楽は、希望に満ちた場所から来ています。希望がなければ、私のような繊細な魂は枯れてしまうと思うのです。だから、たとえ難しいテーマであっても、明るい希望を込めた曲を作るように心掛けています。 私は、自分の音楽が人々の役に立つことを望んでいるのだと思います。単純に聞こえるかもしれませんが、人生をより楽しくするものであってほしいのです。私の音楽は、人々の癒しのプロセスを手助けするスピリチュアルなサポートのようなものだと思っています。
ミュージシャンであることは、私と世界を理想の形で繋いでくれるように思います。常に好奇心をもたせてくれるという言い方もできますね。常に驚きをくれるんです。私が曲を作るときは、自分の中にある問題を解決したい、自分の中の疑問に対する答えを探したいという気持ちから生まれます。そのおかげで、私は周りの人に対して寛容になれる気がします。私たちが日々どれほど多くの感情を抱えているか、そして人生がどれほど複雑なものになりうるかよくわかっているからです。
ノートブックは7歳の頃から私の創作活動の一部になっています。これまでを合計したらきっと100冊くらい、歌や詩、短編小説などを書き込んできたと思います。私にとってノートブックは、クリエイティビティを発揮するための最高のパートナーです。ノートブックはとても個人的なものだと思うから。自分の心の奥底の気持ちや表現をこの手帳に書き込んでいます。手書きの文字、走り書き、描き出したアイデア…それらすべてが、その人だけが語ることのできるストーリーを物語っているところが大好きなんです。指紋のようなものですね。
ノートブックがあるおかげで私のクリエイティブプロセスはある意味独特で、複数の日記にまたがるアイデアをつなぎ合わせたりします。目が覚めたら、4年前の日記を必死に見て、その中に隠れているアイデアを読み返していると、それが突然、自分の中でピンときてさらに新しいアイデアが湧いてくるのです。日記は、一人のクリエイターの人生を語る百科事典のようなもので、個人の強力なアーカイブツールのように思っています。